SFCのバイオ系科目

21世紀初頭、30億文字にも及ぶ人間のDNA配列が完全に解読されました。その中には、たった一つの細胞から人間のような複雑な生命体が作られるまでの秘密が書かれているかもしれません。しかしながら、このような膨大な情報を、人間の目で一つ一つ確認する事は不可能です。そこで力を発揮するのがコンピューターです。

コンピューターを用いて生命情報を解析し、新しい知見を発見する学問を生命情報科学(バイオインフォマティクス)といい、21世紀の生命科学にはなくてはならない学問分野として認識されています。SFCは、10年以上も前からこのバイオインフォマティクスに着目し、その教育に力を注ぎ、本分野において先駆的な研究成果をあげてきました。

また、コンピューターで予測した新しい理論を実証するためには、生物学的な実験が欠かせません。SFCでは、バイオインフォマティクスと実験、双方の高い専門性を持ったプロフェッショナルを育てるための革新的な教育プログラムを用意しています。

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バイオキャンプ

バイオキャンプとは半年〜1年の間、山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所(所長:荒川和晴教授)に滞在し(宿泊施設完備)、最先端の実験施設を利用してバイオテクノロジーの基礎実験を体験する、という画期的なものです。バイオキャンプはSFCの正式な授業ですので、休学することなしに鶴岡に滞在しながら単位を修得することができます。宿泊施設滞在費や、引越費用を含めた学習奨励金(条件あり)も支給されます。

  バイオキャンプはSFCの学部生であればどなたでも参加いただけますが、募集は先端生命科学研究会内で6月及び 11月頃に行われます。研究会外から参加を希望する場合、5月・10月中に荒川までご連絡ください。

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↑DNAシーケンサーや質量分析装置など、世界トップクラスの実験設備が用意されています。

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↑サイエンスに「息抜き」は欠かせません。先端生命科学研究所には、仮眠室、ジャグジー&サウナ、卓球&ビリヤード台などの設備が用意されていて、学生は24時間365日利用できます。

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↑山形県鶴岡市は、海と山に囲まれた自然豊かで歴史と文化のある町です。学生は夏は海、冬はスキー等を満喫しています。

SFCのバイオキャンプを特集した以下の記事もご覧下さい

第一回 鶴岡タウンキャンパスってどんなところ?

第二回 バイオキャンパーの日常って?

第三回 山形ならではの授業紹介

第四回 世界初の発見ができる!?

教員紹介

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